白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2008年12月27日土曜日

怖さ



今日は夜勤明けでした。



受け持ちは重症な方4名。夜勤入りですぐに1名入院を取り、日付が変わる直前にもうひとり入院をとりました。



受け持ったにんずうは、あわせてたったの6人。



なのに物凄い忙しさでした。



リーダーさんが途中救急外来に行ってしまい、夜勤はほとんどひとり。



不穏で二人に点滴自己抜針され、血液汚染したシーツを総取り替え。更衣させて、点滴を入れて。



当直医でないはずの医師が夜中の4時まで居座り指示をだし、話しかけてきて。



例のS医師ですね。



こいつ、久々に私をイラッとさせました。



だって14時に来棟した患者さん、入院させたの、23時ですよ!?



付き添った娘さんはぐったり。



そして18時に入院させた患者さんの指示を、夜中の2時に出す。



発熱してるって報告してるのに。



挙句、15時判定のツ反がどうだったのか確認したら、まだやっていないとそれも夜中の2時に。



しかもそれ、担当医のせいにしました。





まそれはともかく。



夜勤、入院もとって、リーダーさんが結構焦らせる方だったのもあって、とにかく落ち着かず、ペースが戻らず。



リーダーに報告したかったのに、朝まで報告いらないと言われ(大きなことはもちろん報告しましたが)



朝になって、車椅子でトイレまで行ったりしていた患者さんが急に状態悪化し、バイパップを装着することになり。



12誘導をひとりでとったことのない私に叱責が飛び。



患者さんにNGチューブを抜かれ。



最後にはCVを抜かれ。



例のS医師には怒られ。





とにかく本当に、



救急って、・・・・・・



今回の夜勤で、なんだか今までにない恐怖を味わいました。



冗談ではなく、



忙しいからと見逃される小さなサインが、本当にその後を分ける。



例えばナースステーションのモニターに外れている波形が出る。



それを、ただ外れているだけと後回しにするか、しないか。



患者さんが不穏で、酸素を何回も外す。



それを「またか」と溜め息を付いてもう一度装着しなおすか、抑制の強化をするか。



モニターでaf波形がでていて頻脈。もともとafもちだからとそのままにするのか、医師に一応の報告をしておくか。



きっとそれは救急に関わらず、他の病棟でも同じことなんだろうけど、救急は凡ミスがその後の患者さんの生命を左右することもある。



そんな恐怖を今回の夜勤で強く感じました。



感受性を高めなければ、やってはいけない。



それを救急の恐怖ではなく、救急の面白さとして受け止めることができないと。



私にそれができるのかな。



まだ、これから。





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2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

はじめまして。
小児科で看護師してるりりといいます。
すごい夜勤ですね。怖いです。
救急ってとっても怖いし大変そう。
すごいなと思います。

2008年12月29日 4:45  
Blogger  さんは書きました...

<りりさん
初めまして!
救急の夜勤だと、小児2次のときは小児科の子も入ってきます。
私は小児科の経験が新人の頃半年しかなくて…思い出しながらやってました。
ご両親との関係性や、不安がる子供への対応とか、小児科の看護師さん凄いとおもいます!

2008年12月31日 10:37  

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