白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2010年1月15日金曜日

早く気付くこと

今日は夜勤明け。

夜間帯7人入院し、結構大変でした。

そんななか、一度はノロを疑ったほど下痢をしていた患者さん、症状が落ち着いたので、今日の朝から注入を再開することに。

この方、驚いたことにもう1月近くうちの病院に入院しています。何度も危険な状態になり、DNRも取れている。

もうレベルも3桁。バイタルは安定。

朝から、経管栄養100mlに白湯100mlを開始。

終わって、8時前。

お通じが大量にでました。

血圧はその後110台。もう一人の看護師と一緒におむつ交換。

8時15分、医師がぞろぞろと来て回診。また下痢をしたことを伝えましたが、様子見でと。

8時半、申し送りが始まり、

この方は1時間毎に血圧測定をしていて、私が帰る9時に自動測定。

あれ。

通りすがりに見たら、

血圧60台。

もう一度測ると、80台。

レベルも元々低いけど・・・対光反射がなくなってる。呼吸も浅い。

これは・・・ショック・・・?

受け持ちを呼んで、医師を呼んで、家族を呼んで。

今日の日勤さんは、私をとても嫌っている人で、

自分が来たときには酸素飽和度はもう下がっていたとか(ならどうして傍にいってもっと観察しなかったのか・・・)、レベルが下がったのにどうしてもっと早く気付けなかったのかとか、動きが遅いとか。

冷静に考えると、久し振りに注入したことで腸が動いて下痢、それによるショック。

でも彼女と関わっていると、レベルはもっと前から下がっていてバイタルも落ちていて、それを私がしっかり観察していないからだという・・・

・・・・・・

もう一人の人と頑張って、7人の入院を捌いて、・・・・・・

私は悪くない、なんて絶対に言わないけど、でも彼女の言葉を聞いているととにかく全て私の観察不足に。

そっか・・・

そっかぁ・・・。


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2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

初めてコメントさせていだだきます。
昨日の私とあまりにも似た状態だったので....。

私も夜勤で、術後の患者さんで明らかにレベルが低い方受け持ちました。抜管して2時間は普通に話していたそうですが、午後の時点ではレベルが低下。
私が受け持った時は話しても反応がなし。
おかしいと思い、医師に報告しても昼間からそうだったからと言って何もしてくれませんでした。
次の日の夜勤も同じ。手足は動かしていたんですが、
気になりまた医師に報告したんです。結果は前日と同じ。バイタルは安定してました。

たまたま用事があり、夜勤明けの昼に職場に行くと日勤の人に会い、右側が反応がないのにどうしてほっといておいたのか、朝いちで挿管したことを攻められました。
確かに観測不足だったのでしょう。ですが、医師に報告して、日勤でも同じ様子だった......。

看護の世界では、こういう事は避けられないんだなと思いますが、なんだかモヤモヤしますね。

2010年1月28日 13:28  
Blogger  さんは書きました...

< 匿名さん
コメントありがとうございます。お返事とても遅くなってしまってごめんなさい(汗)
こういう事ってやっぱり多くあるみたいですね。医師が取り合ってくれなかったり、医師に報告していたにも関わらず責められたり…。
一時期何度かそういう事に当たったとき、段々患者さんの病状が悪くなるのが自分の観察不足のせいなんじゃないかとか報告の仕方がいけなかったのかとか、自分を責めてしまう事がありました。考えすぎると自分が駄目になるよと先輩に言われて悪循環にはならなかったのですが、今でも時々そう思ってしまいます…。自分の責任ではないと胸を張って言う事はできないし、やっぱりもやもやしちゃいますね。

2010年4月12日 11:15  

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