祖父
また更新が開いてしまいました、すみません・・・
先日、母方の祖父が亡くなりました。
享年94歳。大往生、と言って良いのでしょう。脳梗塞もして、胃ろうも作り、ここ数年は寝たきりになってしまって施設や病院に入退院を繰り返し。
肺炎と心不全で今回入院したときも、もうそろそろだという話を聞いていました。
岩手の方なので、そうそうお見舞いにも行けず、そのままの訃報となってしまいました。
頑固で無口。でも顔を見ると笑んでいる。祖父を思い出すといつもそのイメージです。
私がまだ高校か中学だったとき、姉と祖父とで買い物か何かに行き、お店でお蕎麦をご馳走になりました。
お蕎麦を食べる私達に何か話しかけるでもなく、ただ静かに笑んで私達を見つめていた。
姉二人は高校を卒業してから少しの間岩手にいたのですが、私は岩手に行く機会が少なく祖父とも疎遠で、なんとなく苦手意識があったのですが・・・このときだけは、なんだかほんわかとした気持ちになったのを覚えています。
身近な人が亡くなると、不意に更に身近な人達の事を思ってしまいます。
もし母が亡くなったら?
もし、彼が亡くなったら?
もし自分が死んだら。
突然の死を簡単に受け入れられる人はとても少ない。
ひとは必ず、誰しもいずれ死ぬけれど、毎日その覚悟を持って生きるひとはとても少ない。
自分であれ、他人であれ。
こうやって祖父を思うように、いずれ消化される日が来るのでしょうか。
どうか安らかでありますように。
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ラベル: 家族
3 件のコメント:
都さま
偶然ブログを発見して、読ませてもらってました。
僕は病院事情は全然知らないのだけど、
都さんのブログを見ていて、いろいろ想像が膨らみ、
ためになりました。
何より、都さんの患者さんや、
プロとしてのお仕事と向き合う姿勢がすごくって、
素敵な人だなぁ、というのが伝わってきます。
勇気もいただける、ありがとう☆
おじいさまの思い出、
素敵ですねぇ。
ほんとうに、死は誰にでもおとずれます。
きっと都さんは死に触れる機会も多いでしょう。
僕もずいぶん長く、死については考える機会が多いです。ちょっと職業上考える必要もあるので><
でも、僕はそういうところに目の向いている人が、
ほんとは素敵な人ではないかと思っています。
僕の好きなある心理学者がこんなことをいってるんです。
生命をより十全に受けとめるためには、
同じだけの死を抱えていないとならない。
そんな感じのことばで好きです。
おじいさまが安らかでありますように・・・
またブログ、拝見させてください。
けん
けんさん
コメントありがとうございます。
先日ある先生に、毎日死について考えていたらいけないとよ言われました。
私達は、本来毎日 生 について考えるべきなのだからと。
救命に携わる者として…先生の言う言葉も確かだけれど。
生だけを考えるのは難しいですね。それには死が必ず両端としてついて回るものなのだから。
なんて。ぽろっと言ったらネガティブと言われてしまいました(苦笑)
そうですね・・・
死のことばっかり考えてたら、
ネガティブになってしまう・・・。
でも都さんのような、
ご職業や現場では、死が身近だからこそ、
生について全力で考える必要があるのでしょうね☆
だからこそ、
生が謳歌できる!
Life! ですね・・・
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