白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2008年3月23日日曜日

喧嘩


先日、例の医師B・・・というかもうイニシャルとってS医師と、うちの4年目の看護師が喧嘩をしました。

まー悪いのは実は看護師の方なんです。

消灯間際になって来たS医師が、4人部屋で患者さんと話しているのをきちんと知った上で、消灯したんです。

「おいっ!!」と怒ったS医師。部屋の電気をつけて、患者さんと少し話した後、ナースステーションへ。

彼女はちょっと席を外していたんですが・・・

「ありえねぇよ! なんで消すんだよ。いい加減にしてほしいよ。悪いけどここで叱るからね」

とそこにいた私に宣言。

ん~確かに、わかってて消した彼女は悪い。だって医師だけならともかく、患者さんも話していたんだから。

ただ消灯間際に来た先生も先生で、だってその前に散々ナースステーションでうろついて、他の病棟を回ったりしてたんだから、何も消灯前に来なくても。もっと早く患者さんのところに行くべきだったはず。

と考えているうちに、彼女が戻ってきて、
物凄い修羅場に・・・。

以下、怒鳴りもせずに冷ややか~な喧嘩をした二人の会話です・・・


「なんで消すわけ。わかってたよね、僕がいるって」

「誰かいるのかなとは思ってましたけど、先生だとは思いませんでしたよ。だって消灯間際でしたしね。同じ部屋の患者さん同士が話してると思うじゃないですか」

「じゃなんでそこで確認しなかったわけ? 患者同士だったら消すわけ?」

「確認しなかったのは申し訳ないと思います。でも消灯時間になったら皆電気を消すことはわかってますし。じゃ何で先生こんな時間に来たんですか」 反撃しちゃった∑(゜ロ゜)

「誰も好きでこんな時間にこないよ。こっちは師長に頼まれて二時間もかけて退院調整やってたんだよ」

「退院調整に二時間もかかるんですか? もっと前からいたじゃないですか」

「師長に言われた時間が遅かったから、どうしたってこの時間になるんだよ」

「まぁ先生の事情なんて私も知りませんけど」 ほんとにこう言ったんです・・・(´д`lll)

「患者さんたちだって別に文句言ったりしないよ。わかってくれてるからね」

「先生、それが一番問題なんじゃないんですか? 患者さんたちが文句言わないからいいって、そう思ってるってことですか? 知ってます? 患者さんたち、私達には言えても先生たちには絶対に文句って言わないんですよ」

(これは、正論だと思いました)

「・・・・・・」

「それでいいって、それはおかしいんじゃないんですか?」

「・・・・・・とにかく、今回のことは上に報告するから。確認もしないで電気消して、おかしいだろう」

「それはすみませんて謝ったじゃないですか」

「謝ったって、受け取った側は謝られたと感じられないんだよ。師長にも言わせてもらうから」

「どうぞ。ちょうど今日夜勤師長うちの師長だし」

そこでS医師の携帯に着信音。

コブクロの「蕾」、しかもオルゴールバージョン。

「・・・あ、はい、まだ病棟なので、また連絡します」

猫なで声~~(((( ;°Д°))))

「・・・とにかく師長に報告するから!」

と捨て台詞で、彼は帰っていきました。

まー確実に浮気相手からの電話でしょう。と彼女とうんざり。


結局、師長にも報告しましたが、退院調整に2時間もかけている彼の技量不足ということになりました。なにしろ、彼の言う退院調整にかけた時間はどうやら転院先の病院に電話した10分程度、ということが判明。ただの言い訳だったんですね。

ただ、消灯間際に来た彼も悪いけど、知ってて消した彼女もちょっと大人気ない。

S医師を相当嫌っていて(好いている看護師がいるかは疑問ですが)、あまりの腹立たしさについ消してしまったと肩をすくめた彼女は、彼と話している間怒りで声が震えたそうです・・・。

けど、いなくなったら怒鳴り始めるのが目に見えていたのでずーっと間無言で喧嘩を聞いていた私にも相当ストレス・・・。

というかS医師、どうしてまだうちの病院に勤めていられるのか、疑問です・・・。


患者さんや家族は、医者には文句は言わない。言えない。それをわかっていないとね。
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