白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2007年11月11日日曜日

酷い


酷い、話。


昨日は日勤でした。

喀血して、人工呼吸器をつけた方がいたんです。

もし次に喀血したら、うちの病院では治療が難しいので三次救急の病院へ搬送することになっていました。

で。

案の定、喀血したんです。

ちょうど昼時で、昨日は休日だったから看護師も少なく、その上当直医は呼吸器科の医師ではなく。
休日師長に連絡して、みんなでばたばたしながら救急搬送の人たちと患者さんをアンビューで押しつつ救急車へ。「慌てないで落ち着いていきましょう」と言ってた当直の女医は救急車に乗った時点で「あっ向こうの病院に連絡してない!」とか言い出す始末。あなた一番慌ててたのね・・・。

なんとか送り出して、みんなでほっと一息。その個室に大部屋にいた重症患者を移動させて。

この人が落ち着いていれば。と思っていた15時半頃。

電話。

「これから戻ります」

と当直の女医。

女医が戻ってくるなら別に連絡いらない。


・・・他の病院に救急搬送していった患者さんを、うちの病院に、戻す、というんです。


・・・・・・

・・・・・・・・はい?


女医曰く、休日で向こうの病院にも医師が少なく、放射線科のオンコール技師もその病院にいなくて。

感染兆候もあるし。

無理。なので、もとのうちの病院に戻す。と。


・・・・・・

・・・・・・・・・はぁあ!?


だって患者さんの家族に、搬送するときあなたなんて説明した?

うちの病院で治療することは難しいから、他の病院でって。言ったんだよ。

ここに戻ってきて、家族はなんて思う?

もう一度喀血したら、どうなる? 


ふざけんな。


結局16時半頃本当に戻ってきて、人工呼吸器つけて。

家族はずっと、無言で。

せめて向こうの病院で入院するのは、難しかったのか。どうして、家族に「治療が難しい」と伝えてしまったこの病院に戻ってきたのか。私にはわからない。上で、医師同士で決まったことなのかもしれない。

診れないなら、最初から受け入れOKだなんて言うなよ・・・。


酷い。

患者さんにも、ご家族にも。


明後日、日勤です。

せめて喀血なく、状態悪化なく経過して・・・。

そうでなければ、患者さんもご家族も。ほんとに、悲しい。


酷い、話です。


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