白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2007年12月14日金曜日

凄いー!


前回から随分経ってしまいました。こたつとアイスの大好きな都です。


先日、下顎呼吸、瞳孔散大、レベル三桁の患者さんが緊急入院してきました。

もともと肺気腫で、自宅で呼吸苦を訴え、救急車で病院に来るまでの間に多量の酸素を吸入。

病院に付く頃には意識レベルが落ちて、入院時にはもう今にも・・・、という状態。

血ガスとったら、案の定CO2ナルコーシス。レントゲン上気胸もありました。

そのときの担当は、医師一人に研修医一人。とにかくトロッカーだけはいれなければ、という状況で、医師は家族に病状説明をしに・・・。

残された研修医、私と同年齢のその先生は、焦りながらも的確に指示を出して、無事トロッカー挿入は終わりました。

終わったところで「おーやれたか」と言いつつ医師登場 “o( ̄‐ ̄*) 遅いよ

その後、患者さんを観察しながら、処置の片づけをしていたのですが・・・

トロッカーをいれる間、ずっと下顎呼吸で、SaO2も70%台で心拍数130とかだった。

それが、挿入後すぐにSaO2はあがり、呼吸も平静になって、15分後にはなんと会話までできる状態に!!


・・・医療って・・・凄い!!!


あなた、さっきまで瞳孔ひらいてませんでした!? と突っ込みたくなるほどの回復力。


久々に、感動・・・ 


凄い。医療って、私達の仕事って、本当に命をたすける仕事なんだって、実感しました。

呼吸器は慢性疾患ですから、あまり急変は起きないし、亡くなるときも自然にまかせる形が多い。

救急も外科も心臓系も行ったことないから、今にも亡くなりそうな方が、ひとつの処置でここまで回復するのをみたのは、6年間仕事をしていて初めてでした。

医療って、凄いなぁ・・・。その日はほんとにその一言。

頑張らなきゃ! って、自然に気合が入りました(* ̄ー ̄*)ノ


医療って、ほんと凄いね! れっつらんきんぐぅ☆
http://blog.with2.net/link.php?469768


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3 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

都さんこんばんは
人の命を救う、身を削る仕事でしょうけれど、喜びもひとしおだと思います。
アイス、わたしも入院している際に昼ごはんを食べたあと1階の売店に行き、外のベンチで食べていました。今は体重を維持、落とすために、甘いものはほとんどたべていません。
今日は合同面接会に行ってきました。1社話を進めたいということで、来週は合わせて3社面接です。
帰りに「余命1ヶ月の花嫁」という本を買いました。一気に読んでしまいました。亡くなった千恵さんという女性は最後まで前向きに病気と闘ったのだなあという思いと、生きていることの幸せを教えられた気がします。それと彼氏の太郎さん、今時こんな優しい男性はいないと思います。それだけに少し口惜しい気がします。

2007年12月14日 20:57  
Anonymous 匿名 さんは書きました...

こんばんは、
ICUで勤務していた頃、
命ってすごいな~と思う場面に多々出会いました。
そこで思ったのは
生きる人は生きる、ということ、
たとえ
どんなに命の瀬戸際にいたとしても。

いやなこともつらいこともたくさんあるけれど、
この仕事をしていなかったら
そんな人間のすごさ、を
目の当たりにすることは
できなかっただろうなーと
おもいます

それを間近で
感じていたいから
というのが
いま、
わたしが看護師であるの理由かもしれません

夜中に心破裂して
数週間後に
歩いて退院した患者さん、
わたしの中の伝説です

2007年12月15日 0:29  
Blogger  さんは書きました...

神風さん>
こんにちは。
余命一ヶ月の花嫁、前にテレビで放映しましたね…。そのときは見なかったんですが、その後、昼間の番組でも取り上げていました。その数分の紹介の間、ずっと涙がとまらず。
命って、ほんとに、尊い。否応なしに取り上げられることがあっても。
面接、うまくいきますように…。

茶畑 もみじさん>
お久し振りです!
本当に。きっと私この仕事についていなかったら、人の凄さ、命の凄さって、わからないまま過ごしていたと思います。命に感動するのって、人が産まれてくるときだけじゃ、ないんだって。
ほんとに、生命力、命って。すごいなぁって、感じました。

2007年12月20日 14:30  

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