白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2008年7月18日金曜日

さよなら

今朝、私の大切な患者さんが亡くなりました。


付き添っていた奥さんと、駆けつけた娘さん達に看取られて。

日勤だった彼が連絡をくれ、お迎えまでに白衣に着替えて、最後の顔を見ることが出来ました。


家で連絡をもらって、病院に行って、着替えている間、実感がわかなくて、

病棟に上がったとき、ロビーにいたご家族を見たら、急に。

そして既に綺麗にしてもらった彼の顔を見たら、そのまま、涙が止まらなくなった。


私は家族じゃない。

ただの看護師。


彼の顔を見て、ただ涙が。

何かを思い出すことも、何かを考えることもできずに。


ほんとなら、プロなら、涙なんか。私なんてただの看護師で、ご家族の過ごしたこの何十年という月日に比べたら、私なんて。


大切な患者さんでした。大切で、大好きで。


穏やかな顔で、両手を組んで。

きっとこの最後の日々、ご家族と一緒に、それはきっと、穏やかに。


そうであったことを願って、

さよならを。


どうか安らかに。  
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2 件のコメント:

Anonymous 匿名 さんは書きました...

都さんこんにちは
その患者さんのご冥福をお祈りいたします。都さんあなたは優しい人です。職業上の立場もあると思いますが、あるがままに。
ところでわたくしごとですが、先日お見合いをしました。相手は11歳下の28歳。(犯罪)すごく優しい人で、お話していてわたしのほうはすぐノックダウンされました。休日明けにご返事いただけるようなのですが、どきどきです。あとは野となれ山となれ。
今階段をつえなしで上り下りできるようになりました。病院ではいつもはげましのお言葉をもらっております。あたしはもとに戻ります。

2008年7月21日 17:24  
Blogger  さんは書きました...

神風さん>
お久し振りです。
28歳…! 凄いですね。そろそろお返事が来る頃でしょうか? うまくいくと良いですね♪
日々、あるがままに、これからも。

2008年7月24日 16:45  

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