白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2009年6月22日月曜日

SAH

今日はアンギオ室でした。

午前中に2件、PTAシャントの介助に付き、午後に脳アンギオ1件。

15時には手が空いたので病棟へ。

ところが病棟もシーツ交換などを終えると大分手があく状態に。

こんなときくらいしかできないので、サマリーを書いていたら。

あれ?

一緒に病棟手伝いにきた人がさっきから見当たらない。

あれ。

もしかして。

と救急外来を覗いたら、案の定。

レベル300のくも膜下出血の女性が来ていて、プラス大勢の外来患者さんたちが。

ヘルプのもう一人の男の人が頑張ってバルーンを入れているけど、入らない。

一緒に介助してBaを入れ、医師がその間にマーゲンを入れる。

そこから吸引すると、出るわ出るわ。残渣物、痰。

レベルは上がってこず、鼾様の呼吸に。

患者さんは50代前半。外で高校生くらいの息子さんが膝を抱えていました。

呼吸がどんどん危うくなっていく。

医師が「まずいね」と冷静に呟きました。

「挿管チューブ、7.5cmで用意して」

当然ですね。挿管することになりました。

ところが、とにかく無意識に歯で噛む。チューブも喉頭鏡も先生の手も噛んじゃう。

セデーションをかけ、少し治まったところで素早く挿管。

この脳外の先生、実は私の主治医。いやぁ貴方にかかるなら私安心です。

自発はなんとか出ていて、酸素化もまずまず。ジャクソンにつなぎSICUへ運びました。

ふと時計を見たら、17時半。

救急外来に来て1時間があっという間でした。

やっぱり、挿管中の介助、もたつくこともありました。

次にどんな行動をとればいいのか。すぐに動けるよう、もっと経験をつんでいきたいな。


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