白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2009年7月22日水曜日

母と叔父


昨日は夜勤明けでした。

明けで少しだけ寝て、そのまま実家の川崎へ。

今、実家には70歳になる母方の叔父がいます。

彼は独身。3年くらい前から母が一緒に暮らしていました。

2年前に脳梗塞を起こして左麻痺に。病院と施設を行き来していましたが・・・やはり、それではお金ももたない・・・。

なので、考えた末、母が引き取って介護することに。

母は元準看護師で今はヘルパーをしているので、介護保険で色々まかなって仕事をしながらおじさんの介護。

一人で、かなり大変だったでしょう。私も時々顔を出しますが、仕事をして、帰ってきたら叔父の介護。

毎日、毎日介護。

疲れもあるでしょう・・・休みの日以外にヘルパーを入れているので、休日も叔父の介護をして、どこかに出かけるのもままならない。

大好きな山登りだけは行きたいといって、時々ショートステイを利用しています。

そして今日から、富士山へ。

叔父はショートステイへ行くのですが、どうしても、出発日がかぶってしまう。

なので、母が朝早くに出て私がその後スティ先へ叔父を連れて行くことに。

久し振りに会った叔父はとってもにこにこ。

母は自分でできることはさせる主義なので、本当に必要最小限のことしかしません。

ベッドから車椅子への移乗も、着替えも、食事も、トイレ介助も、ゆっくりゆっくり叔父がやるのを見守って、できないところがあったら手を出します。

叔父は甘えたさんなので、時々できることも「できないよ」なんて言ったりしますが、母が「頑張って、できるでしょ」と言うとしぶしぶ自分でやります。

ちょっと厳しいかもしれませんが・・・でも、これって愛情がなきゃできないことだと思います。

だってこちらが手を出したほうが早いしスムーズ。

苛々しながら待つより、よほど簡単。

でもそしたら、すぐに叔父は何もできなくなります。絶えず誰かの手がそばになきゃ暮らせなくなる。

かわいそうだからと手を差し伸べるのが、愛情なのか。すぐに手伝うことは優しさなのか。

ゆっくりやるのを待てるのは、愛情。手を出さないのも愛情。

母と叔父をみてそう思いました。

無事ショートステイ先へ叔父を送って、帰るときの寂しそうな表情に後ろ髪を引かれつつ・・・。

とりあえず、落石にあわずに無事母が帰って来れますように。


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