トリアージ
今月末から、うちの救急では小児トリアージが始まります。
今回実際行って点数が貰えるのは小児のみ。ただ、連絡表は全てトリアージ専用の用紙に換え、基本的に救外に受診する方全てにトリアージを行います。
今までしてなかったの!?
なんて言われる方。もちろんしてました。書面ではなく頭の中で。
この患者さんの方が重症、優先度は先。診察する優先順位を考えたり、頻回に見にいったり。
それを、これからは書面に書き、トリアージタッグ代わりの色分けされた札を実際にカルテに貼っていくことに。
ただしこのトリアージ。一般の病院、一般の救急外来で行うもの。
災害時のトリアージとは違って、黒のタグはありません。。
トリアージとは基本的に災害時、医療人員も物品も限られた極限状態にある中で行うもの。
黒は、救命不可能と判断された患者につけられるタグです。
より多くの人々を助けるために、悪く言えば、見込みのない方は見捨てる・・・
議論は多く交わされていますが、制約された極限状態で、一人でも多くの方の命を救う為には必要な色です。
しかし災害時でなければ、救命の現場は基本的に人命を助ける為の場所。
DNRという言葉が出ない限り、CPAには心マを続け、ボスミンを使い、挿管する。
先日、何ヶ月か前にCPAで来院し蘇生した方が、歩いて救急外来に笑顔で挨拶に来てくれたそうです。
もし災害時だったら、この方の命はなかったのかもしれない。
黒のタグの出番がずっとないことを祈りつつ。
もうすぐ、また救急外来夜勤。
頑張ります!
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ラベル: 看護師