白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2007年7月31日火曜日

ゆとり

もう八月ですね。早っ!!

暑いせいか、最近とても苛々していて。

普段は特に気にならないことも、なんとなくイラッ。
普段は別に気にならない言葉にも、なんとなくイラッ。

自分の余裕のなさからくるのかなぁ。
最近心が狭くなってきた気がして・・・。

仕事では忙しいと焦って苛々して、
私生活では勝手に「こうなったらいいなぁ」って期待して結局その通りにならないとひとりで苛々・・・

もちろん患者さんには八つ当たりしませんが、その被害は大抵身近な人(主に彼氏っスね)に。


で、そんなちょい苛々な日々を送ってたんですが。


先日夜勤で、ある患者さんの処置のために当直医を呼んだんです。

その当直医の担当の患者さんではなく、別の先生が見ていた方だったんですが、当直医の先生は笑顔でやってきて文句も言わずに処置をして、また救急外来へ戻っていきました。

それ以外でも何度か先生をコールして、その都度きちんと対応してくれました。

なので、途中で先輩が「今日は救急外来混んでないんですね」と言ったんです。

そしたら先生、笑顔で


「いや~混んでますよ。二次急だから物凄いことになってます。もう48人は見たし」


って言うんです。


ピンとこない方もいるかもしれませんが、その時点でまだ22時だったので、だいたい5時間で48人の救急患者を先生はみていたわけですね。

その忙しい合間、病棟からの電話に出るときも、処置で呼ばれてきたときも、先生は忙しさを全く表に出さずにいた。

それって・・・





 ほんとに、凄い!





って、思ったんです。



忙しいのに、それを人に見せない。

自分が大変なのに、人に優しく接する。


当たり前のことかもしれないけど、凄く難しいことだと思うんです。
仕事ができる・できないっていうだけの問題では、ないですよね。

人として、心に余裕があるか、ないか。

その先生はまだ若い方なんですが、人として尊敬に値するなぁって、思いました。

ほんの些細なことでも苛々する私って、余裕がないんだなぁって、その先生を見て改めて感じました。


私ももう少し、こころにゆとりを持てるようになりたいなぁ・・・


 まずは深呼吸。
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2007年7月27日金曜日

少し冷えるお話


・・・暑いですね・・・。

なので、今回は少し冷える話題を。


病院にはよく「何か」がいるという人がいますね。
「何か」。アレですよ。アレ。

特に個室には多いという・・・。

もう辞めてしまった私の後輩は、よくみたと言います。

亡くなる寸前、患者さんの横をすぅっと白いものが昇っていったとか。
誰もいないはずの個室に入ったら、静かな声が聞こえたとか。


ある先輩は、ひとつの病室に行ったらすぐ戻ってきて「あの部屋鳥肌たつから入れない」って言うんです。
行ってくれというので入ってみたら、・・・・・・鳥肌、立つんですよね・・・・・・。


患者さんにも、みえる方が時々いるみたいで。

以前、CCUで20代の男性が亡くなりました。
その彼がいたベッドの隣に50代の男性がその後入室して、一晩、過ごしたそうです。
翌日。

「ここ、男の看護師さんもいるんだねぇ」

いません。
そのとき、病棟にはまだ男の看護師はいませんでした。

「あれ、ほんと? 
だって夜にさ、隣から『こっちですよ』って若い男の人の声がしたよ?
俺動けないし無理ですって言ったら、なんかちょっと黙って『じゃぁいいです』って言われて」

・・・・・・。

・・・・・・。


 聞き間違いです!!


怖いよー:゜(;´∩`;)゜:。


ある日の夜勤、患者さんがわざわざナースステーションまでやってきました。
70代だけど別に普通の女性の患者さんで。
「隣の方がどうもうるさくて、眠れないの」
と訴えます。
隣には確かに手術後の患者さんがいて、痛みで座薬使ったりしてましたが、特にうるさいというわけではなく。
手術後だからどうしても・・・と説明したんですが、「ちょっと話を聞いてあげて」と彼女は看護師を部屋へつれていきました。
隣の患者さんはぐっすり眠っていて。
「ほら、その人。なんか言ってるでしょ? 私耳が遠くてよく聞こえないから、ちょっと聞いてあげてよ」
と彼女が指差したのは。

どう見ても、隣の患者のベッドの下の空間

・・・・・・。

・・・・・・。




 無理!!!



話なんて聞けませんよー・・・。


そういう存在は絶対にいないとは言い切れないけど、あまり考えないようにしています。
夜勤だってしなきゃなんないし(゚_゚);

私は一度だけ。
夜勤中、ふと廊下の先を見たら、女部屋からひょいと子供が私の方を覗いてました。

・・・・・・小児科、入院してないけど・・・・・・。

・・・・・・。


・・・・・・。



 見間違いです!!!


私はそう信じてます・・・(>人<)


その部屋、先輩が鳥肌立つと言っていたお部屋です・・・。
ちょっと涼しくなった方は、クリックしてみんなのブログも覗きましょ!!
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2007年7月20日金曜日

最近の彼

皆さん覚えておいででしょうか。あの『患者さま』の彼を。

はい。
あの90歳代の、うちの医師のお父様ですね。

まだ入院しています。

腎不全になりDICを起こしかけ復活し、食事始まったと思ったら十二指腸潰瘍になって食止めになり、下痢で補液追加したら軽く心不全になり。

もうすぐ入院50日を迎えようかというところです。

状態が落ち着いてようやく始まった嚥下訓練食を毎日むせそうになりながらも頑張って食べています。

そんな最近の彼。


体位変換:

Ns 「じゃ体の向きを変えますね。手伝ってくださいね~」

Pt 「お願いします!」  ←素直ですね

Ns 「いきますよ、せ~・・・の!!」

Pt 「せ~~~のっ!!」  ←声だけですね

Ns 「・・・Aさん・・・掛け声だけじゃなくてね、自分でも体動かしてくださいよ」

Pt 「だって動けないんだもの!」  ←これは嘘です

Ns 「ん~、じゃ頑張って痩せてください」  ←なにせ90キロはありそうな体格です

Pt 「そいつぁ無理だなぁはははは」  ←確かにそうですね・・・。( 'ノω')

食事介助:

Ns 「食事来ましたよ。お腹空きましたか?」

Pt 「お腹空いたよ! 早くご飯ちょうだいよ」  ←いつもの彼ですね

Ns 「じゃぁベッド起こしますね」

Pt 「・・・ちょっと! 何するの、苦しいじゃないの!」

Ns 「ごめんなさい、どこが苦しいですか?」

Pt 「足だよ! 足が苦しいよ!」

Ns 「じゃこれでどうですかー」

Pt 「・・・これならいいよ。入れ歯いれて」  ←ちゃんと入れ歯の存在覚えてます
 
一口食べて↓

Pt 「まずいね!」 ←嚥下訓練食ですから・・・

Ns 「まだあとゼリーもスープもありますよ」

Pt 「おしまいだよ! おしまい!」

Ns 「もうですか? お腹空いてたんじゃ・・・」

Pt 「いらないよ。お腹空いてないもの。なのになんで食べさせるの!!


 ・・・・・・そう言われましても・・・・・・【#・∀・】!!



ケア後:

Pt 「あーすいませんすいません、ありがとよ」 ←なんだか素直すぎて怖いですね。

Ns 「いいえ、大丈夫ですよ」

Pt 「これから頑張って大きくなって一杯稼いで恩返ししますからね」 ←これから!?
   
Ns 「そ、そうですか。楽しみにしてますね」


Pt 「まぁ口約束ですけどね!!



・・・・・・【#・∀・】!!



・・・そんな冗談を言う彼が大好き・・・。れっつくりっく!!
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2007年7月16日月曜日


台風一家

・・・と20代まで思ってました。

こんにちは。台風一過で、一気に暑くなりましたね。都です。


今日、自分がCVいれられる夢を見ました。
(中心静脈栄養といって、栄養がたくさん入った点滴は普通の静脈から刺すと血管をぼろぼろにしちゃうので、医師が首や足の付け根の太~い血管に点滴を刺して始めます)

はっきりと覚えてます。
右の頚部から、いれられました。 ∑(゜ロ゜)

やだーいれなきゃいけないのわかってるけど(私どんな状況だったんだ)やめてー

と叫びたいのこらえてる自分。

局所麻酔刺されて右の首が熱くなってきて・・・(夢でも熱く感じたんです・・・)

もういっそ全身麻酔でやってください・・・

と懇願したいのを耐える自分。

しかもあの最低女たらし医師Bに入れられる屈辱・・・【#・ロ・】!!

というところで目が覚めました。

怖かった・・・(_ _);



仕事で色々な処置をするとき、自分だったら・・・と時々考えることがあります。

自分がCV入れられる立場だったら・・・気管支鏡される身だったら・・・
胃カメラ、大腸ファイバー、アンギオ、心カテ。トロッカーなんぞいれられた日にはもう!!!

でも、患者さんたちはそれを治療のために耐えている。

私達はそれを忘れちゃいけないんだなぁ。



GFとアンギオは経験済み・・・。
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2007年7月12日木曜日

失敗と患者さん

こんにちは。たった今、チンしたトーストを床に落とした都です・・・。

しかも乗せてたチーズがべちゃり。

・・・うん。
そんな日もある!!


ので、今回は失敗の話。
前回に引き続き、採血の例を挙げますと・・・。

うちの病院では、採血や点滴は一人2回失敗したら、違う人に交代してもらうことになっています。
逃げるわけではなく、そうしないと患者さんが苦痛だから。
何回も同じ人に刺されて失敗されるのって、ストレスですもんね。

皆さん、1、2年目の看護師は採血や点滴が下手だと思います?

経験が物を言う。色んな血管を刺したことのある先輩達は、経験がある分ほんと上手いです。
ただ・・・。

採血や点滴をする機会が、減ってしまんですね。

ある程度経験年数があると、今度は日勤でリーダーを任されます。そうすると受け持ちをしないこともあって、さらにこのリーダー期間が終わって採血のあたらない夜勤に入って次に外来に降りたりした日には、久し振りに病棟戻って患者さん受け持って、ふと気付いたら「そういえば私点滴刺すの1ヶ月ぶり!?」なんてことも。

ええ。

うちの病院だけかもしれませんがね・・・。

私はありましたよ。一ヶ月ぶりの点滴。。( 'ノω')

しかもほっそい血管の患者さん。何度も確認して、ここだ! と思いを固め一気にぶすっと。

はい。見事に外れましたよ。一ヶ月ぶりの点滴。

患者さんに謝って血管温めて再挑戦! 
 

・・・はい。見事に以下同文。

で、先輩忙しくて無理だったので、恥を忍んで後輩にバトンタッチ・・・(_ _)
彼女は見事に一発で決めて下さいました。

ありがとう!!  どうもありがとう!!!

患者さんの軽く白い視線を背中に、彼女へ拍手を送ります・・・。(´ ▽`).。えへ


ほんと、20年のベテランさんが入れられなかった点滴を入れることができたり、かと思ったら全く調子悪くて外してばかりのときもあり・・・。

経験と、慣れと、患者さんの血管と自分のコンディション。

血管と格闘する日々です・・・。


失敗しないよう頑張ります・・・
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2007年7月9日月曜日

採血と患者さん


先日、ある患者さんの採血をしました。
その患者さんは、化学療法で何度も入退院を繰り返している方で、病院慣れしている人なんですが・・・。

Ns 「それじゃ採血をしますね。腕を見せてください」

Pt 「この間ねぇ、ここは失敗されたのよ。こっちがいいわ。いつも良く血管出るの」

    ↑明らかに血管出ていないところを指差す ∑(゚ω゚ノ)ノ

Ns 「うーん・・・今日は血管出てないみたい。こっちの方が良さそうですよ」

Pt 「えぇ? でもそこは前にされたけど駄目だったのよ。ここがいいってば」

Ns 「 (いや絶対ここ無理だって・・・)
   今日はね、あまり血管浮いてないのでそこは失敗しちゃうと思います。
   こっちの方が確実にとれますよ」

Pt 「大丈夫よォ、こっちが確実よ!」 (*☆▽<)


・・・そのリクエストにはお答えできません【#・∀・】!!


とも言えず。
どうしてもいつもの場所がいいということで刺してみたけど、やっぱり血が引けてこず・・・結局、促していたところで取りました。

Pt 「あら~、おかしいねぇいつもこっちでとってたのに・・・。
   採血されすぎて血管なくなっちゃったかしら」

なんて患者さんは笑って肩を竦めてましたが・・・。


前に失敗しても別の日は良く血管浮いてることもあるし、採血されすぎて血管が硬くなってしまい採血し辛くなることだってあります。

何度も刺すのは患者さんに申し訳ないし、確実なところを選択したいんですが・・・。
新人さんは患者さんの「左腕がいい」「そっちの血管はやだ」「こっちがいいよ」などの言葉で、刺すべき血管を定められず困ってしまうようです。

患者さんにとってはアドバイスのつもりが、看護師側としては時に困ってしまうこともしばしば・・・(_ _);

さすがにまったく血管が見当たらないときは、看護師の方から「いつもどこで刺してますか?」と聞いたりしますが。

でも確かに、看護師が「いける!」と思ったところでできず、患者さんが言うところでできる、ということもあります。

いくらベテランの先輩でも、調子悪いときはほんと全滅のときだってありますしね・・・。


採血一発命中、頑張っていきたいと思います ( ̄人 ̄)ゞ!


そして針刺しには注意☆ 
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2007年7月7日土曜日

7月7日、曇り、時々雨


七夕ですね。

皆さん、願い事は考えましたか?


平塚の七夕祭りは、いつも梅雨の時期にあたって雨が降るようです。今日も生憎晴れてはいませんが・・・。
行きたいと彼氏に言っても、忙しいと断られ。
織姫と彦星でさえ会えるというのに酷い・・・と思いつつ、これから友達と一緒に行ってきます。彼氏とはほぼ毎日会ってるので、いいんですけどね “o( ̄‐ ̄*)

一年に一度しか彼と会えないって、皆さんどう思いますか?

キツいですよねー。信頼がなければ絶対に無理。信頼あっても、私は耐えられなさそう・・・。
でも遠距離恋愛の人は、やっぱりそういう状態の場合もあるんだろうなぁと思いつつ。

パイレーツ・オブ・カリビアン、ワールド・エンド観た方。
・・・あれは切ないですねぇ・・・。

なんて、今回はとりとめもなく。


 倖いでありますように。
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2007年7月2日月曜日

B型


先日、飲み友達の医師と検査技師とでこの梅雨の雨の中、飲みに行ってきました。

4人で飲んでいたんですが。

私以外、みんなB型。

以前そのうちの医師の一人と別口で飲んだときも、私以外の3人はみんなB型でした。
妙な話、うちの病棟の看護師はB型率が高いんです。いつも飲みに行く先輩も、B型。
A型(私ですね)とB型は相性が悪いと世間では言われているんですが・・・。

確かにA型の私から見たらB型の人は、ちょっとわかんないとこがあります。興味のあることは凄く熱心で、それ以外はほんと冷めていたり。さばさばしていて、A型だったら勇気がなくて言えないようなこともあっさり口にしたり・・・と言ってたらB型さんから反論きそうですが(> <);


でB型の先生と技師さんが言うわけです。

         ↓

「いや、Bちゃん(B型のことを私達はこう称します)はね~実は甘えたがりなんだよ。甘えたがりで寂しがり。好きじゃない人には全く興味ないけど、好きになったらほんと、その人のために一生懸命になっちゃうわけ。友達は友達で割り切るんだけどさ。ただね、まぁなんていうか自己中だからさ~」

「そうそう、Bちゃんの自己中とO型のマイペースは違うんだよね~」

「そうなの! Bちゃんはね、自己中で自己満なわけ。色々彼女のために頑張って、で相手の反応がどうだったかじゃなくて頑張ったこと自体に満足しちゃうからさぁ・・・独り善がりって言われちゃうし・・・」

「だから時々人とずれちゃうんだよね~、自分が思ってやったこととは違う感じに見られて」

「で結構寂しい思いしちゃうわけよ。Bちゃんとは付き合っていけないとか言われてさ・・・」

「気分屋って言われるけど、気持ちの切り替えが早いってだけなのにさ」

「Bちゃんてみんなに誤解されてるよね!」

         ↑

みんなお酒の入ったB型の方達の意見です・・・。


血液型だけでは人の性格は語れないとは言いますが、やっぱり多少は影響ありますよね。
私はB型の人には結構憧れる部分もあり・・・。
なんといっても、仕事の面が凄いんです。
興味のあることにはとても熱心なB型、看護師を仕事に選んだ彼らは、とても仕事が速い!
A型、というか私は、色々ぐるぐると考えてしまってかえって仕事が遅くなるんですね。優先順位がきちんとつけられないとういか・・・。


そして。一緒によく飲みに行くB型の先輩は、恋愛に対してほんと、ピュアなんです。
自分は「こう」という恋愛観を持ってて。浮気も本人同士がいいならいいんじゃない、と言いながらも自分は絶対にしない。人の汚い部分も見てきているのに、他人は他人、自分は自分。
彼女と話していると、自然と背筋が伸びるんです。



B型にもいろんな性格のひとがいるとは思いますが・・・。
皆さんは、Bちゃん。どう思われますか?



 B型の方、申し訳ございません(ー_ー); 反論をどうぞ・・・
 でもクリックもお待ちしてます☆
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