こいちろおじちゃん
2011年12月7日。
母が介護していた伯父さんが亡くなりました。
もともと脳梗塞で左麻痺だった伯父を母は一生懸命介護していました。
最後に大好きだった林檎を食べて、
寝るときは痒いと言って背中を掻く伯父にいつもより大目に軟膏を塗ってあげた母。
普段と変わりなかったのに、トイレに起してこない伯父が不思議になってベッドを覗いたら。
救急車を呼んでかかりつけの病院に行って、偶然にも前入院したときの主治医の先生が当直医で。
一応、検死の必要があったので更に病院を移動して、
死因は「心筋梗塞」となりました。
大往生です。
きっとそんなに苦しまずに逝ったでしょう。
私より母がショックを受けていたけれど、伯父のために母は一生懸命色んな事をしてきました。最後に軟膏たくさん塗ってもらって、大好きな林檎食べて、眠っている間に逝った伯父は、きっと幸せだったでしょう。
大好きだった伯父。母は7人兄弟だったから、おじさんおばさんの顔を名前が一致しなかったりしたけれど、近くに住んでいた独身の幸一郎伯父さんだけは、子供の頃から一番親しくしてきました。
検死を終えてお葬儀屋さんに運ばれたあと、お顔を見たけれど、本当に普段と変わらない顔。
たくさん一緒に笑いました。たくさん話しました。
前いったときは「誰だっけ? 忘れちった」なんて笑って言われちゃったりしたけれど、認知症になってからも大好きだった。
ありがとね、こいちろおじちゃん。
本当に、ありがとう。
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ラベル: 家族