今日は何の日?
そう。
救急の日ですね!
救急の日、救急病棟の私達はもちろん、大イベントを!!
・・・・・・
・・・・・・
はい、しませんでした。
「今日9月9日かぁ・・・あっ救急の日ですね」
「あーほんとだ。救急の日ってカレンダー書いてある」
「私達の日ってことですかね・・・休ませて欲しいですね・・・」
なぁんて、
休ませてくれるわけないですね。
いやぁ救急車ばかり。そして意外と酷い救急隊員。
救急車からの入電を受けるのは基本的に救急認定看護師の資格をもつうちのトップ主任。
「呼吸苦ですか? え? 重症筋無力症? それはそのかかりつけの病院の方が良いんじゃないんですか? いや、重症筋無力症だからこその呼吸苦かもしれないでしょ?」
電話を切ってから主任、軽く舌打ち。
救急隊、うちにかかったことのない重症筋無力症の方をどうにか搬入させようとしていたようで。
『メインは呼吸苦なので』
そりゃ重症筋無力症の症状かもしんないでしょ!!
と主任、お怒り。
確かにうちにも重症筋無力症をみれる医師はいますが、やっぱりかかりつけの方がカルテもあるしどの程度の進行なのかが直ぐわかるはず。患者さんの為にはかかりつけの病院が良いんです。
こうやって考えて搬入先を決める主任。患者さんの為にはどこに行くのが一番なのか?
例えば交通事故で顔を受傷した女の子。
うちが近いけれど、形成外科がないので、受傷具合によっては断ることがあります。
だってもし顔に傷を負って、縫合によっては、その女の子の今後を左右しかねない。形成外科のある大学病院を勧めるのは当たり前です。
ところが、どの程度の受傷なのか、言おうとしない救急隊員もいます。形成外科がないことを承知の上でうちでいいんですか、と確認してバックで「形成ないけどいいですか?」なんて受傷した方に聞いたりする。
一般の方が、突然受傷して、パニックな中、「形成」なんて言葉を理解できると思いますか?
『大丈夫って言ってます』
「いやそれ形成がないって意味本人わかってないでしょ。しっかり説明してください」
う~ん主任、格好良い。
なんて、
あの、仲良いですよ。協力しあってますよ。私達と救急隊員。
皆、目の前の人を助けようと頑張っているんです。
今日は救急の日。
我々はこれからも頑張り続けます。
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