白衣の独り言

良いことも悪いことも、人生には必要みたい。それでもやっぱりできるだけ、悪いことは少なめであって欲しいから、みんな頑張っているんだね。

2011年7月26日火曜日

新人さん?

こんばんは、都です。

私は新人のとき、よく先輩に質問されると頭が真っ白になって答えられない状態になりました。

緊張しすぎの状態ですね。きっとこうなる新人さんは多いでしょう。

で、後から色々後悔する。


さて、

私はもう看護師10年目になりました。

いろんな先輩達に囲まれて育ちました。

もうそろそろ緊張することもないでしょう。

と思いきや。


やっぱりどうしても緊張する相手というのはいるものです。

大先輩Mさんと、救急の資格を持つうちの主任。

Mさんの前に出るとそれこそ過緊張。以前酷いときは清潔操作さえままならない状態に。

Mさんは誰に対しても(患者さん以外です)すぐに怒る方で、日々彼女が勤務していて大声を聞かない日はありません。

一理ある、という怒りの時もあれば、それは別に心の中にしまっておいても・・・という怒りもあります。

彼女のいけないところは自分は気を使われる存在であると考えているところ・・・。

気を使われないと段々苛々し始めます。

とはいえ、彼女は7月で退職。

もう一人の主任さんは、退職するはずもない・・・。

普段は普通に話すし、緊張しないのですが・・・

「さて、腹痛と背中の痛みに吐血の患者。はい、重症度の高いものから3つあげて」

「緊張性気胸と普通の気胸の違いはなんでしょう」

「心臓が圧迫されている状態で起こる変化は」

などなど。

最近よく突っ込まれるんです、私。

救外でこれから患者さんが来ますというとき、色々準備していると横で質問されて、ちょっと間違えると「ぶっぶー!」と言われます。

ん。

ちょっと待って・・・

頭が真っ白になっちゃう。

なぁんてことが何度か続いて、自分のできなさ加減に一度うるりとしてしまいました。

おいおい。

私、新人さんかぃ。

ちょっと言われたくらいで潤むなmy涙腺。

わからないことはわからない。

わかっていて頭が真っ白になって答えられなくても、それを言い訳するな。

恥をかけ! 私!

なんて久し振りに新人の頃を思い出している今日この頃。

さて今日はAラインを勉強しなおすかな・・・


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2011年7月12日火曜日

お祭りの内科二次

こんばんは、都です。

この間はお祭り最終日の内科二次夜勤。

もちろん来るのは


腹痛

嘔吐

下痢

酔っ払い


案の定です・・・。

その中でも酔っ払いは大変でした。

誰彼構わず管を巻くし、自分の子供の前で叫んで子供が怖がって泣いてしまうし・・・。

さすがに待合室の椅子で前の椅子に足を上げていたときは注意しましたが、そのときは一瞬我に返って「あ、すみません」と素直に足を降ろしてらっしゃいました・・・うん、普段はきっと普通の方なのでしょう。お酒は怖い。

とりあえず喧嘩後の外科系でなくて良かった。それこそ待合室が殺伐としてしまう;

普段の内科二次とはまた違った忙しさ。

軽症でも、夜間休日診療所という一次の病院が終わる時間になったら来るわ来るわ。

直来(電話せずに病院に来てしまうことです・・・小児二次の時ばかりはとても困ります。小児医師がいないので。)も来るわ来るわ。

そしてお祭り会場から救急車で送られてくる若者達。

こちらも嘔吐や熱中症疑いの方ばかり。可愛そうな金魚が何匹か袋の中で浮いてしまっていたり・・・。

点滴もされていて、お話もしっかりできている。

うん? お祭りの医師団(があってそこで点滴などして送ってくるそうです)は何を思ってうちに送ってきたのだろう?

あとは休むだけ、の方々のはずなのですが・・・。

と医師達とちょっと話しながら、とりあえず点滴を追加したりして。

救急外来はご飯以外朝まで座る暇なし。

・・・なのですが、病棟は何気に最初から患者4人に加え入院3人、さほどでもなく・・・

こればかりはそのときの運によりますね(泣)。


そして後日談。

ある医師より

「そりゃ腹痛起こすよねぇ~。生焼きだったりするしさ~。俺お祭りとかじゃ銀だことか安全牌しか食べないよ。

それにお祭りの前日、イカ焼きのイカ、公園でばしゃばしゃそのまま洗ってたもん」


・・・・・・・ ∑(゜ロ゜)!!!

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2011年7月9日土曜日

インシデント・アクシデント

こんばんは、都です。

昨日から七夕祭りが始まりました。

10日までなのですが、10日の救外夜勤である私。

きっと腹痛だの喧嘩で怪我だのがたくさん来ることでしょう・・・。


さて、

インシデント・アクシデントレポート、看護師ならきっと一度は書いたことがあるはず。

一年たって一度も書いたことがない、って人いたらすごいなぁ(いろんな意味で)

一番多いのは、きっと転倒かな?

次は点滴の滴下とか?? 薬の間違いとか??

明らかに看護師のミス、というものもあれば、そうでないものもあります。



認知症があり、自分で体動できる方。

夜勤で行ったら、腕に1cm程度の皮膚剥離がありました。

患者さんに尋ねても、意思疎通はできなくて、

動いた拍子に、きっと柵か何かにぶつけてしまったのでしょう。

でもフレッシュな出血もないし、とりあえず洗浄、アズノール、ガーゼ保護。

翌日WOCもみてくれました。


さて、

こういう場合、インシデント・アクシデントレポート、書きますか? 

書きました。はい。

責任の所在はどこにあるのか? と尋ねられたら、私ははっきりとは答えられません。


高齢ではあったけれど、認知症もなくレベルもクリアでADL自立な方が、

ある患者さんが急変してそちらで看護師が処置している間に、点滴棒につまずき転倒してしまった。

もちろんレポートを書くでしょう。

でもどうすれば良かったのでしょう? 点滴棒を持たせず、尿器でも使うべきだった? ADL自立なのに? 羞恥心の問題にもなります。ではNsコールを押してもらい付き添うべきだった? そんなレベルの方でもない。 環境整備といっても、ベッドがあり消灯台があり、別に何か物を起きすぎていたとかそういうわけでもなく、他の方々と条件は同じ。

ただ起きてしまった事実。

レポートは誰の責任かを判断するためのものではありません。

皆で共有し、次に同じことが起きないよう、反省の意味も込め、振り返る為のもの。

けれど看護師が防ぐには予測の付かない、どうすることもできないことだってあります。


日々、世間の方々は抑制はしない方向に動き出している。

では、抑制をしないで患者さんの安全を、私達はどうやって守るのか。

簡単だからと安易に抑制してしまうのはもちろん、いけません。

けれど、どうやっても、抑制しなければ安全が守れないときだってある。

いや、どんな状態であっても、抑制をしない方法だってあるのだと、

そう言えるのは現場を知らない外側からしか物を見ないひと。

酸素マスクを外してしまう人を、どうやってみていきますか?

抑制せず、ご家族を呼びますか? ご家族がこれなかったら? 付き添えなかったら?

眠剤を使いますか? 呼吸抑制がくるかもしれない。


私達は日々、事故が起きないよう、できる限りの対処を考え、それを実践していきます。

それでもおきてしまう事故。

私達のミスであるときもあれば、どうしようもないこともある。

患者さんの全てをみるというのならば、看護師の数は圧倒的に少ない。


けれど、どうしようもないねぇ、で終わらせてはいけないことも事実。

看護師の責任ではないかもしれない。

それでも私達がインシデント・アクシデントレポートを書くのは、

それを書くことで自分達に知らしめる為でもあります。

私達にはどうしようもできない事もある。

それでも、なんとかできる可能性があるかもしれない。

まずは一度、どうすれば良かったのか、考えよう。

私達の責任ではないのだと、最初から放りなげちゃ、いけません。

それでもどうしようもなければ、あぁこれはほんとにどうしようもないことなんだね、とレポート書きながらひとつ溜め息を付けば良いのです。



ちなみに私が初めて書いたアクシデントレポート。

新人の時、廊下を歩いていたら、先輩が受け持っていた大腿骨頚部骨折の手術後1時間くらいの認知症の患者さんが、正座していたのを見かけました。

先輩に言ったら、笑顔で「アクシデントレポートだね」と言われました。

私受け持ちでもなく、ただ見つけて報告しただけ。受け持っている先輩は、何も書かず。

理不尽だ、まずそう思いました。

今でもそう思います。

でもあれは反面教師。自分がそうならなければいいんです。

理不尽なことは往々にして世間に蔓延っているもの。

不貞腐れたままでは前に進めません。


どうしようもない事だったり、発見しただけなのにレポート書かされたって、「これって私のせいなの?」なんて、苛々しちゃいけません。

だれの責任でもないけれど、書かなければならないこともある。

同じ事故が、これからできるだけ起きないように。


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2011年7月3日日曜日

本日、外科二次


こんばんは、都です。

今日は外科二次急の日。日勤帯で33人来ました。

いつも転んだ人や事故の人が多いなか、石をぶつけられた子が二人も同じ時間帯に来てちょっと混乱。一人は友達に、もう一人は弟(!)に。あとで喧嘩にならないといいのですが・・・

そして釣りをしていてカサゴの背びれが刺さったという方も来院。

カサゴには毒があるそうです。私も初めて知ったのですが、イソギンチャクや珊瑚礁やクラゲに刺されたときは冷やしたほうが良いんですが、魚系の毒は温めた方が良いそうです。

毒素が熱に弱く分解されやすく、痛みの成分も熱で分散されるんですって。

釣り場の人達がみんなそう言っていたのにも関わらず、救急隊員はいや冷やしたほうが良いんだと言って冷やしてきたらしい・・・

でも来院したときは私も冷やすつもりで氷嚢用意していました(汗)

そんな外科系溢れる中入院した肝硬変放置して黄疸がっつりになった消化器の患者さんが夕方、VTを起こしDCをかけCICUへ転棟。

肝機能も腎機能も悪くて薬も必要以上に使えず、運ぼうにもその都度VTランが出て行くに行けず、DCと一緒に看護師3人+医師というばっちり体制で動きました。

VTになっている最中、というかVTで痙攣起して眼球左方偏移しているなかでも呼びかければ「はぃ~大丈夫ですよ~」と言う患者さん。

こんな状態でも、あなたならなんとか打ち勝てる気がする・・・


今日は疲れた日勤の後、内輪のお話合いがあり、なんだかとっても疲労の上へこみモード。

明日も日勤だぁ~明日は病棟だぁ~

コーヒー飲みながらふぁいとだぁ~!


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